セキュアブート証明書更新

セキュアブート証明書(2023 CA)更新作業手順書

1. 概要

本ドキュメントは、Microsoft UEFI CA 2011の有効期限が2026年に到来することに伴う「セキュアブート2026年問題」への対応手順を規定するものである。提示された2023年版証明書をUEFI DB(信頼済みデータベース)へ適切に登録し、継続的なシステム起動を保証する。

【重要事項】

・作業前にBitLockerの「回復キー」を必ず控えてください。

・本操作はNVRAM(BIOS領域)の書き換えを伴います。予期せぬ中断はPCの起動不可を招くため、安定した電源供給下で実施してください。

2. 事前準備

2.1 対象PCの確認

管理者権限のPowerShellで以下を実行し、セキュアブートが「有効」であることを確認する。

Confirm-SecureBootUEFI

2.2 適用ファイルの用意

以下の証明書ファイルを準備する。※拡張子 .crt は、PowerShellで扱うために .bin または .auth 形式の署名済みリストとしてパッケージ化されている必要がある。

ファイル名 役割
Microsoft UEFI CA 2023 サードパーティ製OS・ドライバの署名検証用
Windows UEFI CA 2023 Windows OS本体の署名検証用
Microsoft Option ROM UEFI CA 2023 拡張カード(GPU等)の署名検証用

3. 実行手順(PowerShell)

3.1 BitLockerの一時中断

構成変更によるロックを防ぐため、保護を一時的に停止する。

Suspend-BitLocker -MountPoint "C:" -RebootCount 1

3.2 更新プログラムの適用許可

システムに対してセキュアブート更新のフラグを立てる。

Set-ItemProperty -Path "HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\SecureBoot" -Name "AvailableUpdates" -Value 1

3.3 証明書のインポート(DBへの追加)

以下のコマンドで各証明書を適用する。-AppendWrite スイッチを必ず付与し、既存の証明書を保持すること。

# Windows UEFI CA 2023 の適用例
Set-SecureBootUEFI -Name db -ContentFilePath "C:\Path\To\windows_uefi_ca_2023.bin" -AppendWrite
# Microsoft UEFI CA 2023 の適用例
Set-SecureBootUEFI -Name db -ContentFilePath "C:\Path\To\microsoft_uefi_ca_2023.bin" -AppendWrite

4. 適用確認

PCを再起動後、以下のコマンドで2023年版の証明書が登録されていることを確認する。

Get-SecureBootUEFI -Name db | Format-List

リスト内に「2023」の名称を含むエントリが存在すれば、正常に完了している。

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